まずは初歩的なスマホ用語をピックアップしましたので、それぞれ詳しく見ていきましょう!
ディスプレイ
スマホのアプリや動画などを表示する画面(パネル)のことで、コンピューターなら「モニター」と呼ぶ場合もあります。ディスプレイには2種類あり、1つはバックライトによって画面を表示させる仕組みで屋外でも見やすい「液晶ディスプレイ」、もう1つは画面自体が光る仕組みで、消費電力が少なくて色がはっきり見えやすい「有機ELディスプレイ」です。
アプリ
「アプリケーション(Application)」の略で、SNSやゲーム、電卓、カレンダーなどのことです。インターネットを見るためのブラウザや、メールソフトも含まれます。元々スマホに入っているものと、自分でダウンロードするものとがあり、ジャンルも写真やショッピング、コミュニケーションなどさまざまです。遊びとしてだけでなく、ビジネスツールとして役立つものもあります。
iPhone(アイフォーン)
Apple(アップル)社が開発や製造、販売を行っているスマホです。2007年にアメリカではじめて発売され、2008年には2世代目の「iPhone 3G」が日本でも発売されました。高機能で本体に入力用のキーがなく、液晶画面を指でタッチして操作するところが特徴で、世界的に注目を集めてスマホが普及するきっかけになりました。
Android(アンドロイド)
Google(グーグル)社が提供するスマホのことです。GalaxyやXperiaといったiPhone以外のスマホは基本的にはAndroidで、多くのメーカーから発売されています。Gmail、GoogleカレンダーといったGoogleが提供しているサービスを利用できるのが特徴で、2010年代にスマホの過半数を占めるほどに普及しました。
操作編
スマホの操作に関する用語はどれも似たように見えて、それぞれの意味がわかりにくいかもしれません。知っておくと役立つ用語は以下のとおりです。
タップ
指で画面をトンと1回軽く叩いて操作することです。パソコンでいう「クリック」と同じ操作で、アプリを起動するときや、選択や決定をするときにつかいます。指で2回連続して画面を叩くことは「ダブルタップ」といい、これはパソコンの「ダブルクリック」と同じです。指で長押しする「ロングタップ」や、同時に2本指または3本指で操作する「マルチタップ」もあります。
スワイプ
スマホの画面に指が触れている状態で、画面全体を指で滑らせるように、上下または左右にゆっくりスライドさせる操作方法です。電子書籍のページを戻したり進めたりする場合や、画像を切り替えるときにつかうことが多いです。「フリック」と似ていますが、フリックは特定の箇所をサッと弾くように上下や左右に弾くことで、スワイプはもっと広範囲を滑らせるという違いがあります。
スクロール
サイトの記事を読むときやSNSを見るときに、画面に指が触れている状態で上下または左右にサッと指を動かすことです。基本的には縦に長くて画面に入りきらないページを、下方向に進めて見るためにつかいます。パソコンのマウスにはこの操作をスムーズに行うために、上下に回せるホイールが付いている場合が多いです。
ピンチイン・ピンチアウト
ページ全体を確認したいときなどに、縮小するために行う操作が「ピンチイン」、文字が小さくて見づらいときなどに、拡大するために行うのが「ピンチアウト」です。「ピンチイン」をするには2本の指を開いた状態で画面に置いて、指同士の間隔を狭めます。「ピンチアウト」は2本の指を閉じた状態で画面に置いて、指同士の間隔を広げます。
通信に関する用語も、よく聞くけれどいまいち把握できていない、といったこともあると思いますので、この機会に覚えておきましょう。
Wi-Fi(ワイファイ)
スマホやパソコンなどを、無線(ワイヤレス)でインターネット接続するためにつかう技術のことです。「Wi-Fiルーター」と呼ばれる電波の送受信を行う機器があれば、自宅などの今までインターネット接続ができなかった場所でもWi-Fiを利用できますし、「モバイルルーター」と呼ばれる持ち運べる機器があれば外出先でもWi-Fiをつなげます。
Bluetooth(ブルートゥース)
スマホとワイヤレスイヤホン、パソコンとマウスなど、機器同士のデータを近距離で送受信するためにつかう技術のことです。Bluetoothに対応している機器同士であれば、一般的には10m以内で設定をオンにするだけで「ペアリング」と呼ばれる接続ができ、ワイヤレスで音声やデータのやりとりができます。ほかにもスピーカーやカーナビなど、Bluetooth対応の機器は増えています。
テザリング
スマホをモバイルルーターの代わりに利用して、Wi-Fiがない場所でもパソコンやゲーム機などのデータ通信を行えるようにする機能です。ほとんどのスマホが対応しており、外出先でもスマホの電波が届く範囲で機器とつなげばインターネットがつかえるようになります。スマホと機器を「Wi-Fi」「Bluetooth」「USB」のいずれかの方法で接続すれば、デザリングが可能です。
5G
「第5世代移動通信システム」のことで、高速で大容量のデータ通信ができる通信規格です。5Gのデータ通信速度は今までの規格「4G」の約20倍とされており、大容量のデータも瞬時にダウンロードできたり、多くの人が同時に接続してもデータ通信がスムーズになったりします。今後ますます、5Gがつかえるスマホや地域は拡大するとされています。
機能編
画面にたまに表示されるものの、理解しきれていない用語はありませんか?スマホの機能に関する用語も見ていきます!
同期
スマホ同士、あるいはスマホとパソコンといった2つ以上の機器で、画像やファイル、メール、スケジュールなどのデータを同じ状態にすることです。それぞれのデータを移動させる手間が省けますし、スマホで撮った写真をパソコンでも確認できたり、データが消えてもほかの機器に同期しておいた分は端末に復元できたりするので便利な機能です。
インストール
スマホやパソコンにアプリなどのソフトウェアを追加して、つかえる状態にすることです。似ている用語として「ダウンロード」がありますが、こちらは画像や動画、音楽などのファイルを機器に保存する際につかいます。ダウンロードしたものはすぐに見たり開いたりできますが、インストールは追加してから利用できるようにするための設定を行います。
アップデート
スマホのシステムやアプリを、最新のバージョンに更新することです。アップデート中はしばらく機器がつかえなくなりますが、セキュリティの問題点や不具合が修正・改善されたり、便利な新機能が追加されたりして、より安全で快適につかえるようになります。アップデートのタイミングがくると通知が表示されるので、手動または自動で更新します。
クラウド
普段つかっているスマホやパソコンのなかではなく、インターネット上にデータを保存してつかえるサービスのことです。クラウドサービスのアカウントがあれば、必要なときに必要な分だけ利用できます。具体的にはiPhoneの「iCloud」や、Googleの「Google Drive」「Gmail」があります。
スペック編
スペックに関してはやや難しい用語もありますが、機種変更をする際などに覚えておくと役立つはずです。それぞれわかりやすく解説します。
OS
OSとは「オペレーティングシステム」の略で、スマホやパソコンに搭載されていて、機器を操作するための基本的な動きを管理しているソフトウェアのことです。iPhoneの場合は「iOS」、Androidの場合は「Android OS」という種類が搭載されています。新しいOSがリリースされると通知がくるので、都度アップデートを行います。
インチ
インチとは、スマホやテレビの画面サイズを表す長さの単位で、1インチ=2.54センチメートルです。スマホの場合は4〜6インチほどが一般的で、画面サイズは年々大型化しています。あくまで画面の対角線の長さを測るので、画面の面積が同じでも、縦横比によってインチ数は変わってきます。
メモリ(RAM)
スマホ内の作業領域を表し、一時的なデータを保存する場所のことです。机の広さにたとえると、机の面積が大きいほど書類や本を広げやすく、仕事も効率よく行えますよね。それと同じで、メモリの容量が大きいほど処理速度が速くなり、アプリが快適に動きやすくなります。メモリの容量は「GB(ギガバイト)」という単位で表します。
ストレージ(ROM)
メモリとストレージは似ていて、どちらとも単位は「GB(ギガバイト)」ですが別のものです。ストレージは長期的なデータを保存する場所のことで、机にたとえると引き出しや本棚にあたります。メモリという机の上には置ききれないため、作業に必要のない書類や本を保管するための場所がストレージで、容量が大きいほど多くの写真やデータを保存できます。
まとめ
用語の意味もしっかり把握しておけば、もっとスマホがつかいやすくなるかもしれませんよ!今ご利用中の機種が古くなってきて操作が不便だったり、スペックが低いと感じたりする場合には、ドコモオンラインショップで新しい機種も探してみてくださいね。
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